狂気的集会〜変人の変人による変人の為の集会〜





(表記について・・「」は一人の人間の発言
         『』は少数の人間の発言
         《》は大多数の人間の発言
         ()は人物の行動を意味する) 





 お集まりになって下さった皆様、こんばんは。
この集会の進行役をさせてもらいます、
ミカエル・ハットリ・ゲンブでございます。
皆様、今回の集会にお集まりくださり真にありがとうございます。
では、観衆の皆様もいる事ですので早速始めましょう。

「崇高なる集会に祝福あれ!!」

《崇高なる集会に祝福あれ!!》

「待つのであります!我々の崇高なる集会を、無知の民衆が見物と洒落込むのは不届きであります!!」

「民衆に曝け出す知も持たぬ凡愚は退場せよ!!」

「貴様など沼に浸かっているのがお似合いなのであります!!」

『お似合いなのであります!!』

《退場をせよ!!退場をせよ!!》

退場との意見が殺到しています、
この集会に参加する資格が問われます、誠意をみせて貰いましょう。

「反省をするのです!!申し訳ございませぬ!!」

(観衆を批難した男、御辞儀をする)

「不服なのです!!不服なのです!!角度は90°なのです!!」

《90°!!90°!!》

御辞儀の角度が90°では無かったようです、退場を命じます。

「お許しや、お許しや!!」

(男、黒服の男達に連れて行かれる)

さて、今回のお題を発表します。
モリコロパークお住まいの“ブーリン★”さんからのお題です。
“私が路地裏に車を止めていたら、突然外国車からでてきたハゲ男が林檎を私に差し出しながらニヤニヤしてたんです。
思ったんです・・林檎はどうして林檎なのかを。”
だいぶ前置きがどうでもいいお題でしたね。

「異議ありなのです!!前置きには重要な情報が隠されているに決まっているのです!!」

『決まっているのです!!』

「いや、必要な情報は最後の問題提起だけなのです!!」

『だけなのです!!」

意見が分かれましたが、そこは論議するところではありませんので・・

「大事なのであります!!路地裏かどうかによって答えは変わってくるのです!!」

「凡愚め!!」

「貴様こそ凡愚である!!」

『凡愚であるが故に凡愚なのです!!』

これはどちらも凡愚としておきましょう。
では、路地裏と林檎の関わりとは何なのでしょうか。

「路地裏とは闇のイメージを持つケースが多い。林檎はの赤が血の赤と評する事あれば、林檎は闇のイメージを持つが故に林檎なのです!!」

『異議ありなのです!!』

「病院のお見舞い用の林檎に血のイメージは植えつけるなど言語道断なのです!!」

「林檎じゅーすはどちらかといえば光のイメージを持つのです!!」

「じゅーすと現物は違うのです!!」

『違うのです!!』

(路地裏林檎説の提唱者、机を叩く。一同黙る)

「ゲスめ!ゲスめ!我輩の提唱するのは、林檎とは時として形態を変えるという事なのです!
路地裏で林檎がなぜ林檎なのかと思った時点で、それは路地裏に密接に関係する林檎の事を指すのです!!」

「いや、林檎とはどの地にいようが林檎なのです!」

「いや、それは有り得ないのです!」

「有り得ないのは貴殿の顔なのです!!」

「無礼者め!!無礼者め!!」

『貴殿の顔も無礼なのです!!』

『そういうお前達も無礼なのです!!」

決着のつかない脱線はやめて下さい。
林檎が林檎である事だけを議論して下さい。

「新説である!!一同静粛に!!」

「我々を束縛できるは全知全能の神だけなのです!!」

『神に誓わん!!』

《神に誓わん!!》

「神に誓いをもったうえでの発言なのです!!」

では新説の方をさっさと言って下さい

「注目すべきは外国車、外国車にのったハゲ男であります!!
ハゲ男の頭、林檎の丸さ、誰が無関係と言えようか!?いや、言えまい!!」

『ハゲ言うな!!ハゲ言うな!!』

「問題はそこではないであろうに!!ハゲと林檎は無関係、そんな事は議論の余地もないのです!!」

「そんな事は無いのです!!角度を変えたときの光りぐあいも林檎とハゲは共通しているのです!!
男が林檎をとりだした時点で林檎が林檎であるためには、ハゲの存在が必要不可欠だったのです!!」

「否!!!そもそも先ほどの阿呆な説といい、林檎が時と状況によって別の存在となる事自体いかれてるのです!!」

『いかれているのです!!!イカ墨まんなのです!!』

《イカ墨まんは黒いのです!!!》

求められているのはイカ墨まんの是非ではありません。
議論の修正を求めます。

「林檎は時と状況によって変化する、
固体である林檎が闇のイメージを持つのに対し、液体である林檎じゅーすは光のイメージを持つ、これはとても重要な事なのです!!」

「貴様の最初の説など話題にする価値すらないのです、阿呆が!!」

「我が説はまだ朽ちてないのです!!」

「いっその事でてきた二つの説など統合してしまえばよいのです!!」

「そんな事・・いや、それこそが真実なのかもしれないのです!!」

《なんでやねんなのです!!!》

ほう、また新説ですか。
では、お願いします。

「了解なのです!!路地裏にいるハゲ男は闇と光の二面性を兼ねた存在なのです!!
路地裏が闇、ハゲ男の頭が光。そして林檎も闇と光の二面性を持つ事は先ほどの議論に出てきたわけであります!!
よって、林檎が林檎であるためには路地裏とハゲ男、どちらの存在も必要だったのです!!」

『納得であります!!万歳!!万歳!!!』

「馬鹿の一つ覚えなのです!!!今まででてきた3つの説は全部一緒といっても過言ではないのです!!全部下衆の言う事なのです!!」

『賛同するのです!!万歳!!万歳!!』

《万歳!!!ムスカ大佐に万歳!!万歳!!!》

万歳は集会に対してしか認められません。

《集会に万歳!!万歳!!万歳!!!!》

では、先ほどの説に異議があるならば、
さらなる新説をだして頂きます。

(3つの説を批難した男、手を思いっきり挙げる)

やっと手を挙げて発表する者が現れましたか。
では、どうぞ。

「常識で物事を考えて欲しいのであります!!自宅、道路、スーパー、トイレ、体内、何処にあろうが林檎は林檎なのです!!」

『当然なのです!!当然なのです!!』

「既存の常識に囚われた愚かな男よ、救いあれ!!」

「我を侮辱する気か!!愚者が!!」

「貴様こそ愚者であろう!!阿呆!!!」

「“こそ”という事は、貴殿は自分が愚者と認めているとみなしてもよろしいのですかな!?」

「おう、いかんせん!!!」

『愚者がいるのであります!!愚者は集会に不要!!』

《退場を!!!退場を!!!》

愚者の参加は禁止されていません。
ご了承を。

「おお、神よ!!ヘーイ○ーーム!!!」

「ガン○ーなのです!!」

「そんな事より、林檎が林檎であるために重要なのは周囲の状況では無いことと強調したいのであります!!」

「なんたる事!!!なんたるちあ!!!」

『ナンタルチア!!!』

「林檎とはカテキン、アップルペクチン、ペクチン、etcをまんべんなく含んだ物体なのです!!」

「産地によってそんなの変化するのです!!」

「貴様に林檎のなにが分かる!?」

「無礼者!!貴様こそ林檎の友達か!?」

『林檎の友達!!林檎の友達!!』

「強いていうなら椎名林檎の友達に・・」

「半径3M以内に近寄らないで欲しいのであります!!」

「椎名林檎もおまえなんかとは友達にはなりたくないのであります!!」

「しいなリンゴとはなんななのか分からないのです!!」

「林檎ちゃ〜ん!!や〜くそ〜くはいら〜ないわ〜!!」

「誰か奴を取り押さえるのであります!!」

『取り押さえるのです!!!』

集会中にカラオケをやる事など許されないうえに、
下手な歌声。
誠意をみせて貰いましょう。

「は、反省するのです!!!!」

(椎名林檎の話題をだしたうえに歌いだした男、お辞儀をする)

・・・・。
誰か分度器を持っている方は?

「持っているのです!!・・・・97°なのです!!」

《退場を!!退場を!!》

「ま、待つのです!!7°の誤差も許されないのでありますか!?」

まあ当然ですね、退場を命じます。

《四捨五入すれば100°なのです!!》

『所詮は人生97°の男なのです!!』

「せ、せめて60°な人生を・・・デットトライアングルーーー!!!」

(椎名林檎騒動の男、黒服の男達に連れて行かれる)

といったものの、そろそろ集会も終わりに近づいてきました。
まずは林檎が周囲の状況に影響されるものかに決着をつけて頂ければと。

「影響などありえないのです!!林檎の木からできた実が林檎、これこそが真実なのです!!」

「林檎の木は、林檎の実がなる木だからこそ林檎の木!!林檎が林檎である事には影響なし!!洋梨!!」

「用なしとは失敬な!!」

「用なしと洋梨、まぎらわしいのです!!」

そもそも、洋梨という必要性はありませんでしたね。
混乱は、終盤ですので避けて下さい。

(まだ一回も発言してない男、手を挙げる)

今回の議論に関係のある発言だけをして下さい、どうぞ。

「承知いたしたのです!!林檎は周囲の状況に影響される説は正しいのです!!
路地裏でハゲ男に渡された林檎に対して“林檎がどうして林檎なのか”を思ったのならば、その状況にあわせて林檎がどうして林檎なのか考える必要があるのです!!」

「それは先ほどの意見の繰り返しなのです!!!せめて確証を示すのです!!!」

『示すのです!!!』

「なぜなら、北○鮮にある林檎は将○様の林檎なのです!!
それ以外の何物でもないのです!!将○様の林檎だからこそおいしいわけであり、他の林檎と一緒にはできないのです!!」

「そんな戯言・・だが言われて見ればそんな気がしなくもないのです!!」

「反論できないのです!!!」

『屈服なのです!!!』

《屈服なのです!!!!》

では、集会での結論は・・・・
林檎が林檎であるためには周囲の状況を考慮する必要がある。
今回のケースでは・・・

路地裏にいるハゲ男は闇と光の二面性を兼ねた存在、路地裏が闇、ハゲ男の頭が光。
そして林檎も闇と光の二面性を持つ。
よって、林檎が林檎であるためには路地裏とハゲ男、どちらの存在も必要。
つまりハゲ男と路地裏の存在があるからこそ林檎。

でよろしいのですね?

《よろしいのです!!!!!!》

では、終わりの時間も都合よくきましたので、
ここで集会を終了させて頂きます。
さらなる議論がしたい方は、
飲み屋で二次会でもして頂ければと。
では、これにて集会を閉会します。
本日はお忙しいところ、ありがとうございました。

《神聖な集会に万歳!!!集会に祝福あれ!!集会に萌え〜!!》

(参加者、全員万歳を繰り返した後、各自席を外す)

観衆の皆様、
本日の集会の“見物”、真にありがとうございました。
次の集会にもし参加を希望する方がいらっしゃるならば、
会場入り口にある募集フォームに必要事項を書いたうえで窓口に提出して下さい。

今回の集会に対する皆様の意見も募集しております。
今回のお題に対する皆様の意見を是非ともお聞かせ下さい。
では、本日は皆様、真にありがとうございました。


あ、質問ですか。はい、どうぞ。
私が今回の集会にどう思っているかですか?
ああ、はい。
そりゃあ、もちろん・・・
アホばっか、ですね。全く。




皆様の新説も募集しています(嘘