僕とネコ

この話はですね、mixiの妄想コミュに投稿した作品です。
与えられたお題の続きを妄想しろってやつね。
なので『お題』の著作権は妄想コミュにあります。
お題から下はLCCの妄想話が始まります。
で、この話の主人公は荒屋道呈と同一人物です。





【お題】

ある日、玄関の前に一匹のネコがいた。
首を横に動かしている。どうやら自分をどこかに連れて行きたいらしい。
今日は、暇なので乗せられてやろう。
ネコと僕(私)の散歩が始まった。
後ろについて歩いていくと、ふと映画「耳をすませば」を思い出す。
このネコは自分を、どんな人、どんな景色、どんな世界に連れて行ってくれるのだろうか?


ここから<妄想>


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 僕はネコに連れられたまま向かった先・・・
そこは・・・・・・


【愛愛ハウス おんなのこ】


この店・・・・

「って風俗だあああああああああ!!!!!」

彼女は高校生の時に2人いたが男になりきれずに終わり、
19歳にして童貞、そんな僕が風俗だと!?
・・・・いや、そこが問題ではない!!!
なぜに猫が風俗に連れてくねん!!何で関西弁やねん!!
・・・落ち着け、僕・・。
これはまず夢か幻か考えるんだ・・・。
ち、違う!!夢か現実かだ!!!
気が動転した僕は正常な思考すら難しいよ、我ながら情けない・・。
そもそも、名前で風俗って判断している事自体おかしいのでは?
僕は流れ出る汗をハンカチで拭きながら救いともとれる思考に辿りつく。
そうだよ!!今時風俗にこんな変な名前つけるかっつうの!
「人妻パラダイス」とかだったら風俗っぽいけど・・・。
べ、別に人妻が趣味じゃないやい!!!
僕はなんとかして正常心を保ち、僕をここへ導いた主に話しかける。

「ねえ、猫さん・・この店になんか用なのかい?」

もはや僕の脳内では、この店自体に用が無いのでは、とみなしていた。
といっても猫がしゃべれるわけもなく

『用ちゅったら、女しかあらへんやろ、ボケ。』

などと、はしたない事を

「ってしゃべったよこの猫!!!!!!!!」

先ほどの正常心は宇宙の彼方へと飛ばされてしまったのか、
もう帰ってこない。
いや、僕じゃなくても普通は動揺するだろう!!

『さっきは猫さん呼んでたじゃろうが、ちょっとは意識せんかい』

「あ、すいません・・・ではないでしょ!!!うおいええ!!!」

もはや何語かよく分からない言葉を吐いた僕。
この猫、声にドスがきいてる上に、口調もヤクザくさい。
表情も、最初会ったときは感じなかったが、
猫のくせに太い眉をもっている・・・男前か?
そんな事よりDA!一番の問題は・・しゃべってる!!!

「あ、あのお・・・猫・・猫さん、なぜしゃべってるんですか?」

『ニャ!!!!!!』

バリッ

「いたあああああああああああああああああ!!!!」

ニャって声が似あわねえ!!じゃないよ!!!
いてえよ!!なんでだよ!!なんでひっかかれなきゃいけないんだよ!!

『それは生意気な態度とったからじゃ、わかるか、ボウズ』

「す、すみません・・てか人の心読まないで下さい・・・。」

僕はこの猫が何故しゃべるのか、知る事はできなかった。
ただひっかくだけならまだいい・・・
この猫の気迫は毘沙門天とでも例えれそうだ。
人間だからこそ優位・・・そんな事は全く感じさせない猫!!
逆に僕達人間がどれだけ愚かで弱い生き物か・・・・
この猫を見ていると自虐的な思考しかできなかった・・・。

『そんなに落ち込むな、オンドレを男にしてやるというのに』

こいつまた僕の心を読み・・・
え?今コイツなんと言った!?

「ぼ、僕を男にする・・・?ぼ、僕は男ですよ!!!」

顔に熱がモンモンとこもっていて
真っ赤かなトマト状態にあると思われる僕の顔・・・
ああ!!僕はなんたる妄想をしているのか!!!
仕方ないよね、ここ妄想コミュだし・・・・
うまい事いっちゃった気分な僕の心境を読んだのだろうか、
訝しげな顔をして見てくる猫、視線が痛い・・・。
タメ息一つついた猫、そして彼(?)は言う・・。

『男になる・・・なあ、本当は分かってるんやろが!?意味が!!』

「ひ、ひいい!!!!!」

僕の体を支配する寒気・・これが恐怖か・・・。
少しでも気を抜くと猫に心が破壊されてしまいそうだ・・。
相手は猫ではない、鬼だ!!!そう思って当たらねば・・。
そう誓ったときに限って猫の視線は無駄にニタニタしている。
そう、僕の反応を楽しんでいるに違いない。
恐怖に脅える僕・・そして、「男にする」という言葉に対して
その僕の反応を・・。
僕が恐怖以上に、恥ずかしさと興奮で満たされていく中、
状況に進展が見られた。
店の中から人がでてきて・・・・ってうお〜い!!!

「いらっしゃあい☆あら、巨魂ちゃん久しぶりねん☆」

出てきたのはエプロンをした女性・・・でも・・
エプロンの下が裸ああああああああああああああ!!!!
お、落ち着け・・・今時裸エプロンはないだろ・・・。
これは裸に見えるだけなんだ、そうに決まってる・・・。
にしても、巨魂ちゃんって・・・

『おう姉ちゃん・・・今日も気持ちよくさせてもらおうじゃねえの・・。』

この猫か!!!!発言もさながら、なんて名前してるんだ!
『きょたましい』って読むんですよ!!本当ですよ!!
間違っても・・・ああ!!もうわけわかんねえええ!!!
一人頭抱えてもだえてる俺にとうとう女の人は気づいた、
し、視線がやらしいでふ。
女の人は僕へとゆっくり近づき、そして僕の肩に手をかけると
そのままもたれかかるように自分の顔を僕の耳元へ近づける。

「坊や・・・こういう店初めて・・・?」

「&'%''()'(&'&')(?>}`>**+'&%HIE`{T'F'%'&!!!!」

僕も、僕のムスコも異常な状態だ!!!
な、なんて誘惑だ!!!こんな誘惑生まれて初めてだ!!
僕の思考能力はムスコによって奪われかけていた・・・
本能がブレーキを外してしまおうとしていた!!

「は、はい・・・初めてです・・・・」

「どういう店か」、「あなたは誰か」、「猫の事知ってるのか」、
など、聞きたい事はいっぱいあったはずなのに、
僕の心は完全にムスコという名の本能に奪われたのか・・?
「僕は18歳以上ですが学生です」「遠慮しておきます」
せめてこれぐらいは言わないとと、
僕の中の正常な思考が闘っている・・でも敵は強大だった。
僕の口は開かない、開こうとしない。
最大の敵は自分自身、よくいったものだ。
そんな事考えてる間に、店から出てきたもう一人の店員によって
猫は店の中へと入っていく・・・。
猫のくせに何を一丁前な・・・・、
猫にジェラシーを感じる自分が情けないが、
ふと思う。


猫がどうやってPLAYするんだよ!!!!!!!!


そこまで気にしておきながらも、

「さあ、今日は特別に無料よ、入りましょ☆」

という女性の声で僕は再び本能に支配される。
行くな!行くな!!行くなあ!!
何度も体に命令するも、その思いは体に届かない・・。
ああ、母さん・・・父さん・・・
この愚かな僕をお許し下さい・・・。

僕は・・・・・男になります!!!!!!!!!







「あら・・・なかなか立派じゃない・・見直したわ・・」

「あ、ありがとうございます・・・」

「さ、こうすると気持ちいでしょ・・?」

「あ・・・き、気持ち良いです・・・・!!」

・・・・・・・。


僕は今『手のツボ押し』をやってもらっていた・・。
女性の指にグイグイと押される・・・・、
痛いんだけど、痛いという事は体のどこかが不調らしい。
「痛い痛い!!」と叫ぶ客が多い中、
僕は叫ばなかったので「立派」と言われたのだ。
しかしコレ、ずっとやって貰ってるうちに気持ちよくなってくる。
僕はこれでまた一つ健康になったのかな・・。



・・・・にしても・・・ハア・・・。
僕はなに落ち込んでいるんだ・・・。
これでよかったじゃないか・・・。
ムスコがションボリとしている事になにか未練を感じるも、
それを振り払うかのように、僕は首を振る。
そんな僕にクスクス笑う女性・・・あ、ムスコが反応する・・。
ふと横の方を見ると、猫が肉球をマッサージしてもらっている。
気持ちよさそうに極楽気分、歌まで歌っている。

『ど〜んなおいしいミルクも新しいオモチャもいらないから
遊んで〜ね♪しっぽの・・・・』

・・・その歌はまずいだろ・・・。
いや、元ネタ知っている人なんていないだろう、問題ない!
にしても、この猫が言っていた男にするって・・・・
僕は疑問に思い、猫の機嫌を損ねる事承知で、
猫に質問した。

「あのお、猫さん・・。僕を男にする・・ってどういう意味だったんですか?」

猫パンチがくるのを覚悟して目をつぶったけど、
なにも飛んでくる気配は無く、
目を開けてみると、相変わらずゴロゴロしていた。
しかし、猫の顔はコチラをみていた。

『テメエからは女難の相が感じられた、
だからココに連れてきてやったんや、感謝しろや』

僕はハッとした。
この猫を悪役とばかり決め付け、
彼(?)の意思を汲み取ろうともしなかった。
でも考えてみれば喋る猫などいるはずがない。
この猫は実は妖精とかそういう類ではないのか!?
ここ最近女の人と交流をあまり持たない僕、
その原因が手の相であり、それを救うためにこの猫は・・・

「ありがとうございます、猫さん!!!
このツボ押しで女難の相が治るんですね!?」

やっとこの猫相手に笑顔で接する事ができた・・・。
猫・・猫さん・・・ありがとう・・・。
猫は気持ちよさそうに喘ぎ声をあげながらコチラに微笑む。

『テメエも頑張るんだな・・・ツボ押しじゃ治らねえけどな!』






「意味ねえええええええええええええええ!!!!!!」




END